日本語教師・海外派遣プログラムのICEA-アイセア International Cross-cultural Exchange Association

International Cross-cultural Exchange Association(ICEA)

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東京都国分寺市内藤1-16-17
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URL:http://www.icea-tokyo.com/

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海外派遣教師の登録中です。 派遣先は随時決定します。ご興味のある方はお早めにお問い合わせください。 国際派をめざす、あなたの第一歩!勇気ある挑戦待っております。 教育庁下の国立・私立大学・高校で、外国人講師として活動 プロの先生も参加!!
参加者のニーズに合わせた可変的なプログラムを提供!!

アイセアのプログラムは、海外生活体験希望や語学留学目的の参加者ばかりではありません。プロの日本語教師も当プログラムによって海外の教壇に立つチャンスを手にしています。また、当プログラムを利用して得られる人脈から就職・起業へとつなげた参加者も多数です。単なる海外滞在に終わらせない可能性がアイセアにはいっぱいです。

アイセアの活動は1994年からT.I.コンサルティングとして日本語教師国内派遣事業を始めてより現在に至ります。
これまで中国、インド、インドネシアなどアジア諸国をはじめとして、ブルガリア、ハンガリーなど東欧諸国への派遣へと規模を拡大してまいりました。 現在、多くのアイセア派遣生が現地で日本語教育・日本文化の伝達に力を注いでいます。

アイセアのプログラムを利用するのは、本格的に日本語教師を目指す若者ばかりでなく、退職後の充実した人生経験を求めるシニアの参加者の方も数多くおります。 また単なる語学留学に満足できず本気の海外体験を求めて参加する方も数多くいらっしゃいます。

熱心に日本語・日本文化を吸収しようとする現地の学生との交流を通してぜひすばらしい海外生活を経験してください。 アイセアはそんなあなたを全力でサポートいたします。

大使は33歳の日本留学経験女性で注目


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スコピエで会った素敵な人


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スコピエで会った素敵な人 Andrijana Cvetkovik さん (Film Director, Film Scholar)

 初対面は、スコピエ博物館で開催された日本の写真展。彼女の撮った東京と京都の写真が展示された会場では、スコピエの俳人たちの俳句が披露されて来場者の喝采を浴びていた。
挨拶したAndrijanaさんは、小柄で黒髪のチャーミングな女性、日本人の中にいても違和感がないだろうと思われる風貌と雰囲気を持っている。
 後日お目にかかる機会を得て、彼女と日本とのかかわりをうかがうことができた。8年に及ぶ日本との「関係」には外国人、それもアメリカや西欧ではない国の人だからこそ持ちうる「視点」が貫かれていて大変興味深かった。
Andrijanaさんは、 ブルガリアのNational Academy for Theatre & Film Arts "Krstyo Sarafov" で修士号取得後、日大芸術学部で博士の学位を得てその後日本を拠点に活動している。研究者であると同時に映画の製作活動も展開。オリジナリティあふれた作品が注目を集めている新進気鋭のクリエーターだ。
修士論文でDigital Cinemaをとりあげた彼女が、研究を深化させる場所として日本を選んだことは、さして驚くべきことではなかったようだ。この分野における最新技術を開発しているソニーやパナソニックの拠点がある日本で学びたいと来日したのは2005年のこと、最初の課題は日本語の習得。まず外語大の留学生向け講座で三ヶ月、「みんなの日本語」の初級レベルを終了しても英語を話さない指導教官とのコミュニケーションが可能になったわけではない。
さらに日本語学習を続ける彼女に対して教授から博士号取得ための試験を受けないかとのお誘いがかかる。論文や面接を含む日本語の試験だ、しかも3ヶ月後チャンスは1回限りだという。受験を決意した彼女は、その日からハードな受験勉強を始めた。自らの学位論文に向けての準備なので、自習するしかない。図書館に通って1日10時間勉強する日々が続き、追い詰められた気持ちになったこともあったという。Digital Cinemaを研究するために来日した彼女だったが、多くの日本映画を見る機会を得て論文のテーマは映画の「技術」から「内容」へとシフト。指導教官から日本映画をみて感想を書くという課題を課せられた際には、小津安二郎の作品を選んだ。
ブルガリア時代に多くの日本映画を観ていた彼女は、日本に来てからも勉学の合間をぬってさまざまな日本映画を観続けた。そして選んだ博士論文のテーマは「日本映画における元型的な主題と手法―さすらい人元型と日本人の集合的意識―」。
目次は以下の通り。
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第Ⅰ章 背景研究 アーキタイプと映画理論 
1. アーキタイプの定義(アーキタイプ理論、カール・グスタフ・ユング)
2. アーキタイプと映画
3. 主なアーキタイプ(ユングのアーキタイプの概要)
4. アーキタイプとジャンル理論
5. アーキタイプと日本映画
第Ⅱ章 アーキタイプの物語形式と日本映画に於ける表現方法
   1. アーキタイプの物語の主題、中心思想と性格描写
    1.1 アーキタイプの主題と概念
    1.2 アーキタイプの性格描写と役割
     1) さすらう貴人 2) 母のアーキタイプ 3) 子供ヒーロー(子供神、捨て子)
   2. 物語構成と視覚的再表現の伝統的様式
    2.1 物語手法―「流れる」映画の物語構成と「絵巻物」
    2.2 物語の視覚的表現:日本映画における俳句原理の出現
第Ⅲ章 自己としてのさすらい人のアーキタイプ
   1. アーキタイプ、観客とジャンル間の相互依存
   2. 自己の視覚的表象と象徴
第Ⅳ章 さすらい人アーキタイプ
 ⅣⅠ さすらい人アーキタイプの文芸的及び宗教的根源
   1. さすらいの主題の文芸的根源
   2. さすらいの主題の宗教的根源
 ⅣⅡ さすらい人アーキタイプ -ジャンルを通じてのさすらい人主人公の簡略な年代記
   1. ジャンル及び主人公の象徴的表現形式
   2. 日本のジャンル映画に於けるさすらい人主人公
 ⅣⅢ 現代映画に於けるさすらい人アーキタイプとその変質
   1. 一匹狼的英雄から群れる英雄へ
   2. 近代化と自然との関係喪失
   3. 日本映画における都市空間への旅 『東京物語』(1953)から『トウキョウソナタ』(2008)
   4. 日本の若者 新しいさすらい人ヒーロー
5. 自身へのさすらい
結論
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 私はまだ本文を読んでいないが、ユングのアーキタイプ理論をベースに日本人の集合的意識に迫ろうとする意欲作と見た。Andrijanaさんは、研究者であると同時に映画製作者でもあり今後も両方を追求していきたいと語る。
彼女は、現在スコピエでEuropean Film and Theatre Academy ESRA Paris-Skopje-New York の客員教授として日本映画について講義を展開、マケドニアにおける日本映画に関する教育・研究の嚆矢として注目されている。年内に同大学の出版部から日本映画に関する著書"Archetypes in Japanese cinema-beyond the curtain of japanese film history"を刊行予定。 今年度後半には京都大学で客員教授として教鞭をとる。
 彼女の製作したフィルムの一部やエッセイにふれて、マケドニア人だからこそ持ちえる日本へのまなざしを感じた。当事者「日本人」にはできない「日本」の対象化はすべての外国人に可能だといえるが、マケドニア人のAndrijanaさんには西欧やアメリカの人々とは違う視点がある。
 英仏など西欧諸国やアメリカといったいわゆる「大国」は、「文明の先駆者」として「後発国」日本をとらえてきた歴史があり、日本を見つめる視点に影響なしとしない。一方、マケドニアについていえば、紀元前から現在にいたるまで、民族間の複雑な抗争と国家間の激しい攻防にさらされながら地域の生活とアイデンティティを守ってきた歴史を持つ。
 マケドニアと日本の交流はごく最近になって生じたもので、これまで深い接点はなかった。だが、Andrijanaさんは、日本に住むようになってから日本人とマケドニア人との間に共通点が多々あることを発見したという。たとえば葬送儀礼。マケドニアでは日本と同じように死者との「関係」を大切にする。
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「キリスト教に従えば死は必然であり、死後、魂は創造主のもとに帰ります。・・・これに対してマケドニア人は死者の魂は40日の間地上に留まると信じているのです。近親者は40日間は墓参をし、花と飲食物を供えます。・・・時には墓地で親族の集まりをし、死者と共有した楽しかった頃を思い出しつつ軽い昼食をともにします。食事中は、死者も蘇って話に参加すると思われているのです。通常、初春の一日近親者はどっさり食べ物を携えて墓参りをします。一晩中そこで過し、周りの人々と一緒に飲食をします。墓地には蝋燭が点され独特の落ち着いた雰囲気が醸し出されます。人々は、その日は魂が下界を訪ねて親族たちと飲食し、早朝には天国に戻るようマリアさまが神にたのむと信じているのです。」(アンドリア・ツウ゛ェトコウ゛ィチ「死の儀礼に多く残った古代の慣習 初春の一夜、下界に下る死者の魂」  (「再生」N0.68 06.2009)
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 Andrijanaさんの記述にみるマケドニアの葬送儀礼は日本の地域に伝わる「死者とのつきあいかた」と通じるところがある。「他者との関係性」に共通点があるのかもしれない。私がマケドニアに着いてまず感じた人々のホスピタリティは日本人がもっていたはずのおもてなしの心と重なってくる。
 日本で生活をしてマケドニアを見直す機会を得たというAndrijanaさん、私も同感だ。マケドニアに来て日本を見つめなおすチャンスに恵まれた。私は、日本について理解を深めているAndrijanaさんほどマケドニアについて知っているわけではない。しかし、非アジア、非(直接的)交戦国、非「先進大国」そして共通点を実感できる国、日本の外で身をおく場所としては得難いところだと思う。日本と日本人である自分を見直す場所としてマケドニアに来ることができた幸運に感謝したい。
(Macedonia 共和国Skopjeの国立大学赴任日本語教師より)


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