2月15日、日・北マケドニア外交関係樹立30周年記念日本演劇公演を終えて、その次週から後期が始まり同週に大きなイベントも続いていました。

・2月22日(天皇誕生日の前日)天皇誕生日祝賀レセプションに参加しました。いつもお世話になっている大学関係者をゲストとして連れて一緒に特別な時間を過ごしました。会場では会食をして寿司を食べたりお酒を飲んだりして現地の方々と交流を深めました。また、小学生達による両国の国歌斉唱があり、日本語で上手に歌われており驚きました。素晴らしいレセプションでした。

・その翌日、2月23日はハンガリー・ブダペストで開催された『中東欧日本語教育研修会2024』に参加するために渡航しました。研修会自体は24日~25日の二日間でしたが、スコピエからだと乗継便の関係で、2月23日出発、2月26日早朝帰国というスケジュールになりました。待ち時間は長かったものの、ブダペスト市街を散歩したり美術館に入ったりと時間を有効活用して観光しました。

 研修会では、私は七番目の発表者であり、二日目の発表となりました。
Z世代学生がひらがなを「書いて覚える」ことをどのように考えているか -事例研究・北マケドニアのスコピエ聖キリル・メトディウス大学の課外日本語コースで-』というテーマで北マケドニアの大学での事例研究を報告させていただきました。動画や報告書は例年通り、アップロードされる予定とのことですので、もう少しお待ちいただくことになりますが、現在は「要旨」のみ、閲覧可能です。詳しくは国際交流基金ブダペスト・日本語チームさんのウェブサイトをご覧ください。

 一日目はゲスト講師の山田先生から「日本語教師のICTとの関わり方」の講演・ワークショップがありました。この研修後、私もICTを活用した日本語教育を積極的に実践し、授業ではモニターとスピーカーがある教室をリクエストして使用させてもらっています。

 単語学習の復習用としてQuizletを利用した教室アクティビティをしました。アプリそのものはとくに真新しいものではないのですが、授業の中で積極的に用いていくことにしました。時々、フラッシュカード機能やテストモードを利用して宿題としても課すようにしました。ややスパルタですが、既習済みの学習セットで、80%以上を正解してもらってスクリーンショットを送ってもらうようにしました。全体的な学生の反応を見て今後も調整、検証する予定です。単語学習は、外国語学習の基礎となる部分ですのでA1レベル、A2レベルの単語はしっかりと身につけてほしいところです。個人的に、アプリを使用した教室での使用について課題点も発見しましたので、将来課題として研究していきますが、学生からは「楽しいです」という声が自然にでて、柔らかい笑顔が出てきているので、ICTを導入した授業の初動として好反応で成功です。作成したスライドを少しだけこちらで紹介させていただきます。すべてオリジナルですが、簡単に作成できます。

 シ・し、ツ・つ のスライドはウッジ大学の吉田先生の案から着想を得たものですが、実際のPPTでは、MSの書き順フォントを使用しており、学生達と文字の形を正確に把握できるように工夫しました。かなり高い確率で「シ」と「ツ」の区別はつくようになりました。あとは、SNSなどでよく見るようなカタカナ探しのアクティビティです。「ン」と「ソ」をしっかり教えてから、さらに「シ」と「ツ」も混ぜて、それらが似ている文字であることを認識してもらいます。あとは教室モニターでみんな指をさしてもらったり、数えてもらったりしました。
 今回はカタカナだけしかあげていませんが、まるごとA1とA2の漢字もこれと同様に漢字探しのスライドを教室アクティビティで使用しています。短期記憶としては確かに効果はありそうですが、長期記憶に移行するためには学生の復習もやはり重要ですので、ある程度したら小テストをする予定です。

・3月1日、国際交流基金の日本人形展のオープニングセレモニーに学生達とともに参加させていただきました。貴重な機会を本当にありがとうございました。学生達もその機会を喜んでいました。

 今回はイベント参加の報告がメインとなりました。授業進捗はまた来月報告いたします。今月は急激な温度変化でしたね。スコピエは最低気温が2℃ぐらい、最高気温が20℃近くまであがります。風邪を引かないように気をつけないといけません。それではまた。