10月26日(日)、きょうから冬時間。日本との時差が7時間から8時間になりました。ジェシュフにきて1カ月、授業はあすから3巡目に入るところです。クラスは初心者5、2年目(げんき5課から)1、それ以上(げんき17課から)1の7クラス。登録数は90人。でも初心者は、他の科目が優先で様子見という学生も多く、定着するまでに時間がかかりそうです。私はおととし、ドイツ国境近くのジェロナグーラ大学で教えたことがあり、ポーランドは2回目。ジェロナグーラは一般市民も多く来る講座でしたが、ここは学生と職員が対象です。学生は19~23歳、職員は最高齢が51歳。66歳の私からすれば、みんな若く真面目で、はつらつとしています。特に女子学生はジェロナグーラに比べておしゃれな印象です。

 英語教師のマテウシュさんが私のお世話を含め、日本語講座の運営をやってくれます。ジェロナグーラでは教科書のシェアやコピーはすべて自分でやらなければなりませんでしたが、ここでは募集のポスター、クラスの割り振り、教科書配布まですべてマテウシュさんがします。ただコピーはペーパーレス推進のため基本だめ。授業は白板にもなる画面で行います。私が失敗したのがインターネット。教室では有線ランでパソコンにつなぐようになっていたので、持ってきたパソコンはWifi専用でネットにつなげません。確認不足でした。また教室にあるパソコンはofficeの簡易版しか入っていないため、作ってきたパワーポイントをUSBでつないでも、うまく表示されないことがあります。今のところ、自分のパソコンを授業では用い、どうしてもインターネットを使わなければならないときのみデザリングで対応しています。

 生活面はキャンパス内の学生寮1階にあるゲストハウス。オーブンがないのが難点ですが、その他は快適。教室まで歩いて3分。スーパーも歩いて5分と便利です。ただ、2年前より物価が上がり、円が3円近く安くなっているため、ほとんど自炊して乗り切っています。大学関係者や日本好きの友人が街の案内や、ウクライナ国境に近いプシェミシルへのバス旅行に誘ってくれて、充実しています。興味のある方は私のフェイスブックページを「井手季彦」で検索してご覧ください。公開しています。