ジェシュフ工科大学
もう秋が始まっているだろうと勝手に思いこんでジェシュフ・ヤションカ空港に降り立った日は、汗ばむくらいの陽気でちょっと拍子抜けしました。でも、このひと月半の間に一気に紅葉が進み冬への準備が始まりました。
【生活】
バスの乗り方がわかるまでは、公園やお城を眺めながらシティーセンターまで歩いて行きました。地図を片手に写真を撮ったりしながらなので小一時間かかりましたが、初めての景色の中を小さなことを学びながら歩くのは楽しかったです。徒歩だからこそ歩ける素敵な通りを見つけたり、ベンチで休憩したり、時間がゆっくり流れていきました。授業が始まるまでの心に余裕があるときに体験しておくのはいいなと思いました。
ドミトリーは大学構内にあるのでとても静かです。近くにはスーパーが数軒あって、日曜日が休みになることにさえ慣れればとても便利です。最近は八百屋さんやハムの量り売りで買い物することにも挑戦しています。
万聖節(諸聖人の日)の11月1日は、夜に墓地へ行ってきました。たくさんのキャンドルが灯された墓地は厳かで、私もキャンドルを捧げて祈りました。
【日本語クラス】
今年度の初級1(入門:1クラス30名×3)を募集したところ、200名を超える応募に驚きました。担当の先生と相談した結果、ひとりでも多くの学生に門を開こうということになり、2クラス増やして対応することになりました。日本語を勉強したいという学生の気持ちに感謝するとともに、大切にしなければならないなと改めて思いました。
【KOIKOI】
毎週金曜日にIGOクラブ、そのうち月2回は将棋クラブもあります。囲碁も将棋もしたことがないのですが、日本語・ポーランド語・英語が飛び交いながらの対戦がおもしろく、この機会に覚えようと思っています。
11月5日、空港近くにあるアリーナでの観光に関するイベントで、日本文化を紹介してきました。私の担当は、ふろしき包みと生け花。何年かぶりの生け花、ましてや人前での実演はドキドキものでしたが、みなさん興味津々に見てくれていたのが伝わり、やって良かったと思いました。
ジェシュフより こむら




