3月報告分

〇ババマルタ

3月1日は「ババマルタ」と呼ばれる春の訪れを祝い、健康と幸福を願う伝統的な日。赤と白の糸で作ったミサンガのような飾り「マルテニツァ」を交換し合う。この日は休日ではなく、授業は通常通り行われていたが、学生同士も教員同士も「マルテニツァ」を交換し合っていて、ブルガリアの方にとっては特別な日のようだ。

 また国際女性の日の3月8日はブルガリアでは女性に花を贈るのが一般的で、その日は花を持っている人を街中や電車の中で何人も見かけた。

 3月になって気温がぐんぐん上がり、日中は半袖で過ごせるような日も出てきた。しかし、春のブルガリアの天気は安定しなく、雨が降ると気温が下がりコートが欲しくなる日もあった。

〇3年生の授業

 ・単 元:第14課「日本の政治」

 ・ねらい:日本の政治制度やその課題について知り、自国の政治と比較したり、有権者と

      して政治について考えたりして、日本語で意見を述べたり書いたりできるよう

      にする。

 ・活 動:『政治家になるための条件』で、世襲議員やタレント議員、3バン(地盤・看

      板・鞄)などについて何度も読み返しながら、「衆議院議員選挙」など難語句

      の意味を正しく理解する。会話では、今日の選挙の在り方について数人が話し

      ているモデル会話を読み、友達どうしで話し合うときの話し方に慣れる。

 ・感 想:この課では難語句が多く登場したが、学生は覚えた単語を使って、自分の意見

      を言ったり書いたりするのに役立てていた。政治には興味がないという学生が

      多いのは日本もブルガリアも同じだと感じた。

2年生

 使用教材『まるごと 中級1』トピック1~3(はじめての人と・おすすめの料理・私の好きな音楽)

 使用教材をまるごとに変更し、聴解・会話・長く話す 練習が増えた。トピックに合わせて、おすすめの料理のレシピや好きなアーティストのコンサートに友人を誘うメールを書くなどの宿題も行った。

 また3月の末に新しい日本人の先生がブルガリアに到着し、2年生を2つのグループに分けて授業を行えることになった。