瞬く間に時が過ぎました。現在4名の学生が、続けています。中学生1名、高校卒業したばかりの学生1名、それに社会人2名で、全員ほとんど欠かさず出席しています。教科書「まるごと 入門A1 かつどう」の14課まで進みました。あと2回のレッスンで最後の18課まで行けるかどうかなというところです。6月は20日が大学の休みで、校舎を閉じるため、日本語も休みにしました。最後のレッスンとなる27日金曜日は私の住んでいる寮で、学生たちと和食パーティーを開くことにしました。今から楽しみにしているみたいです。さて、なにをつくろうかな?

 今年のポーランドの春は異常に寒くて、いつになったら暖かくなるかしらと思っていました。最近やっと、暖かい夏らしい日がやってきました。緑も美しく、野イバラやハマナス、シャクナゲ、ツツジ、アカシア、藤、キングサリの花が咲いています。街角でスズランを売っていました。イチゴの季節になり露店では、1キロ14ズロッチ約560円位で買えます。

 5月11日から13日まで私用でワルシャワに行きました。ワルシャワに行くのは、7,8年ぶりでした。街は様変わりして、すっかりモダンにきれいになり西ヨーロッパの都市の様に変貌していました。いくつもの高層建築が空にそびえ、路面電車も最新型になっていました。変わっていなかったのは、中央駅前の公園に威容を誇る社会主義時代にスターリンから贈られた文化科学宮殿位です。ワルシャワでは、ポーランド人の日本語の先生に会いました。彼女はロシアのウクライナ侵攻後、ポーランドもいつか侵略されるのでないかと、不安を感じていると話していました。

 5月24日は、ウオーキンググループのポーランド人やウクライナ人と総勢20人で、近郊のポーランドとドイツ国境にまたがるゲ―リッツという街を訪ねました。電車とバスで2時間ほどの、歴史的な美しい街でした。ポーランド人の仲間がガイドをしました。旧市街や、教会、劇場など、歴史的建造物を皆で周りました。劇場はドイツの詩人で作家のハウプトマンの名前を冠した、ハウプトマン劇場という名前でした。ちょうどフィッツジェラルドのギャツビーの芝居が上演されていました。この街の中央を流れる川が、街をポーランド領とドイツ領とに分けています。ドイツ領では、当然ですがユーロが通貨でした。写真はナポレオンが泊まったホテル。以上5月の報告です。