三月も終わりを迎え、ようやくソフィアの厳しい寒さも和らいできた。

さて、今月の大学についてだが、正直なところ特筆すべきはこれといって何もなかった。毎時間、とても穏やかな気持ちで学生たちの成長と上達を眺めている。授業に毎回出席して勤勉に取り組む学生と、長らく顔を見ていない学生は年度の後半を迎えてもうはっきりと二分してしまったが、教育現場がこれほどまでに静かで安定しているのはありがたいことである。

そんな折、今月の何よりの楽しみとなったのは、国内を少しばかり移動してアイセアの先生に会いに行ったことだ。 道中の景色を眺めながらの移動も乙なものだったが、何より同じ志を持つ先生と膝を突き合わせて語り合った時間は、実に楽しく充実したものであった。日々の喧騒を離れ、実りある対話に花を咲かせる……。これこそが教師の醍醐味といったところか。

大きな事件もなく、穏やかな日常と、少しの贅沢な交流。
そんな、春の訪れにふさわしい穏やかな一ヶ月であった。

老骨に鞭打つこともなく、来月もまたのんびりと職務に励めそうである。