クリスマスが、近づいてきました。先週、友達と車で一時間弱の隣の村シュクラルスカ・ポレンバに行きましたが、雪の多さに驚きました。深い森は、雪に覆われ白い幻想的な風景でした。これが本当のクリスマスだなと思いました。一方、ここイエレニーア・グーラは、十一月に初雪が降ってそのあとすぐ溶けてから、暖かい冬が続いています。
日本語クラスは、昨日で今年最後の授業が終わりました。シニアクラスは2名出席しました。一人が、お孫さんの作ったクリスマス飾りをプレゼントしてくれました。彼女は、自分が森で採ってきたキノコを乾燥させそれを水で戻したものをフリッターにして、持ってきてくれました。ろうそくに火をともし、オプタテクという白い味のないウエハースを割って食べ、相手のかけらも少し食べ…こうすると来年良いことがあるという言い伝えらしいです。三人で少し早い簡単なクリスマスを祝いました。キノコのフリッターは、本当に美味しくて、感動しました。今度作ってみようと思います。そのクラスのもう一人は、春に日本旅行をするということで、いろいろ聞かれます。例えば「トイレはどこですか?」とか、旅行で遭遇する場面での会話です。私は、ポーランド語日本語会話集をこの前、本屋で買っていたので、それを貸してあげました。
次のクラスは、12人の学生が来ました。クリスマスでみんな忙しかったり、帰省したりで、すっかり休みモードに入っています。授業が終わって、それでは又ね、メリークリスマスと皆にあいさつしていたら、最後に残った学生さんから、クリスマスプレゼントですと、いい香りのろうそくとチョコをもらいました。その人は、いつも授業を休まず、自分でも家で勉強しているのか、クラスでも飛びぬけてよくできます。ポーランドに来て約二か月少し教えました。学生のそれぞれの好みや、興味や、レベルが分かってきて、それと、日本語のどんなところでつまずいてるのかなども、少しづつわかってきました。このまま、みんな日本語を続けてくれたらいいなと思っています。
(写真は、イエレニア・グーラの広場で開かれたクリスマスマーケットの中央に飾られた町のシンボルの光の鹿です。)
