1 授業について
3年生・東南アジア学科の4年生対象
今年の後期は、6月6日(金)で終わりました。このあと、学生は試験期間に入ります。私の授業も6日の金曜日で終わりました。私が担当した日本語学科の3年生については期末試験の問題と成績評価を作成してコース担任の先生にメール送信しました。また、東南アジア学科の4年生の授業を担当していましたので、これについては6月の最後の授業の日に私が期末試験をして採点し、成績評価を作成の上、担当の先生に渡しました。これで無事にソフィア大学での責任範囲を果たしたと思っています。
2年生・東南アジア学科の3年生対象
2年生の私の授業は5日に終わりました。その後は3年生と同じように、試験問題・評価をコース担当の先生に渡しました。東南アジア学科3年生の学生へは前期と同様 口頭試験を行いましたので、授業時間に学生と試験日時の相談をし、試験期間に入ってすぐ試験を行いました。口頭試験後は同じようにコース担当の先生に成績評価表を渡し、終了しました。1年間毎週会い、授業行い、話をしたりした学生と別れるのは、さみしくもありました。学生の一生懸命さ、真っすぐさ、素直さなどから学ぶことがたくさんありました。
2 ソフィアの生活について
ソフィアでの生活も今月で終わります。10月からのソフィアでの生活で、感じたことをまとめておきたいと思います。
第一は、健康と身の安全の確保ということです。やはり、日本人にとっては不慣れな海外での生活になりますので、こちらの生活に合わせて健康面を一番に考える必要があると思います。たとえば、シャワーのみでバスタブはありませんから、毎日、シャワーで足の先までしっかり洗わないと足が臭くなるかもしれません。(笑)ソフィアの治安はいいと思いますが、ブルガリア人の先生に言わせるとジプシー族の住んでいる地域には行かない方がいいと言っていました。身ぐるみはがれるかもしれないそうです。
第二は、食生活です。ソフィアの料理でも美味しいものはありますが、やはり日本の料理の味は必要だと思います。毎日、朝、昼、夕とパンを食べているとかなりのストレスになります。私は、晩ご飯は米を炊いて食べるようにしていました。
第三に通信環境の確保です。WiFiがつながれば、日本の情報や各種情報収集も簡単です。大使館への在留届などもネットでできますし、大使館から情報提供もメールです。もちろん、日本との通話もlineなどSNSアプリを使えば無料通話ができますから、海外生活にWiFiは欠かせません。
第四は、新たな人間関係の構築です。こちらの生活習慣を受け入れて馴染むことはもちろんですが、様々な情報交換や相談ができる人間関係を築くことも大切だと思います。幸いソフィア大学の先生のほとんどが日本語を話せますから馴染みやすいと思います。また、大学の各種行事や大学が関わった日本のワークショップなども開催されますから、積極的に参加されるといいと思います。大学主催の行事は実行委員からメールで案内もあります。
第五に時間の有効活用ということです。当然のことながら、基本的に1人での生活ですから、日々の自分の時間をどのように使うかも考えておかなければなりません。自分が担当するクラスの授業の準備のための時間も必要ですが、毎日、授業の準備に追われているようでは、体調を崩す原因にもなりかねません。余裕を持って生活して余暇時間をどのように過ごすかも大切だと思います。テレビはありませんし、仮にあったとしてもブルガリア語の放送なので理解不能です。ネットでも日本のテレビ放送を見ることができませんが、ユーチューブジャパンは普通に視聴できます。ちなみに、私は、ベットに入ってから本を読むようにしていました。
少し長くなりましたが、ソフィアでの生活のまとめです。これで今期のソフィアレポートは終了です。毎月、思いつくままにレポートを書きましたが、その中から何か参考になるものを拾っていただければ幸いです。
