七月になってから、暑い日が続いています。大学の方は授業がないので、少しのんびりしています。七月後半の20日から24日までの5日間、ブルガス市の若者対象に初級日本語集中講座を開きました。毎日4時間、合計20時間教えました。参加者は初めは10人でしたが最後まで残ったのは8人でした。参加者の年齢は11歳から22歳までです。そのうちの一人が、この秋からブルガスの日本語学科に来る学生で、もう一人はソフィア大学本校に入る学生です。

授業では簡単な会話と、ひらがな、カタカナ、漢字を少し教えました。日本語だけではなく日本文化も取り入れ、4時間飽きないよう、くたびれないよう工夫しました。日本語に興味を持ってもらうというのが目的でしたから、ブルガスの地域に関連した語彙を取り入れました。折り紙の前に日本の和紙のプレゼンテーションをして、折り紙の歴史について学んだあと、折り紙を教えました。ブルガスはどこに行ってもカモメを見かけるのでまずはカモメを折りました。加えて黒海で取れる魚の名前を教え、魚の漢字をもとに様々な魚に関する語彙があることを教え、漢字は難しいものではなく、ルールさえわかれば面白いということを伝えました。学生と作り上げる双方向活動を目指したので、色んなアクティビティをしました。日本の小学校唱歌の「海」を皆で歌って、形容詞を少し教えました。風呂敷のいろいろな包み方をペアでユーチューブを見ながら助け合ううちに学生達がお互いにうちとけてきました。また箸で、日本のあられをつまむ競争など(とった分だけ食べられる)は、とても楽しい授業になりました。学生達の希望で、ソフィアさんと私は、あられつまみ競争をしました。1分間で二人とも同数の36個つまみました。

授業ではソフィアさんが、時々ブルガリア語で解説しましたので、きっとわかりやすかったことと思います。ひらがなやカタカナをどれだけ覚えたかなとチェックするため、カルタをしてみました。2チームに分けて、チームの一人ずつ対抗戦をしました。思ったよりみんながよく取れたので、感心しました。

最終日、日本の妖怪についてソフィアさんがプレゼンテーションをした後、学生達に自分の創作した妖怪を画用紙にマーカーや色鉛筆で描いてもらいました。それぞれユニークな妖怪を描いていました。そして最後にNHKの教育番組のお話しの国から「雪女」をソフィアさんのブルガリア語通訳で見て授業は終わりました。5日間、授業の中身が多岐にわたっていたので最終日は本当にくたびれましたが、学生達が嬉しそうに終了証を受け取る様子を見て、大変うれしかったです。