2026年11月1日
第9回スコピエ・レポート(2年目)
聖キリル・メトディウス大学
小山 良夫
- スコピエ2年目の秋:
-再度の北マケドニアへの赴任で、9月3日深夜に羽田を発ち、イスタンブール経由で9月4日早朝のスコピエ空港に降り立った時、まだあたりに暑気が感じられました。昨年の初赴任の時はVISAの発給に2カ月もかかりましたが。今回は昨年現地で取得した滞在カードの期間が9月30日まで残っていたので、比較的楽な出入国でした。
-スコピエ空港から勝手知ったリムジンバスに乗り、スコピエ市内のバスターミナルまではスムーズでしたが、大きなスーツケースを2つも抱えて、ほぼ満員の市内バスにはとても乗り込めず、流しのタクシーを拾ってアパートにたどり着くのに一苦労しました。
-その後早速、ショッピンブモールの携帯ショップに行き、まず携帯電話を使えるようにしました。携帯がないと地図情報やバスの時刻表も分からず、uberのタクシーも使えないなど、本当に不便です。
-当地は9月上旬はまだ夏期休暇が続いている様子で、大学に行ってもスタッフや学生はほとんどおらず少し拍子抜けがしましたが、9月中に追加試験をするという目的があったので、学生らと調整をし、9月24日(木)・25日(金)に実施することにしました。
-今回早期に赴任したもう一つの目的は、スコピエの西方50kmのテトボ市にある私立大学SEEU (South Eastern European University)において、10月から日本語コースを新たに開始する準備をすることでした。この件については、今年5月にSEEUの責任者と面談をし、6月にはテトボを訪問して現地の状況を確認して、原則的な合意に至っていましたが、最終的に講師を決定し、先方と合意書を交わして実施に向けての準備をする必要がありました。 (詳細は後述)
-10月24日深夜に、当地では夏時間から冬時間に移行し、時計を1時間遅らせました。朝1時間ゆっくり寝ていられるので、ちょっと得したような気分ですが、その分夜の日没は1時間早くなり、授業が終わるころにはもう真っ暗です。
- 日本語授業の様子:
-9月中に実施する事の一つに、2025/26年度最後の追加試験がありました。昨年度のJ1受講者1名、J2受講者1名、J3受講者1名、J4受講者1名の合計4名が今回の追試の対象者でしたが、最終的にJ1、J2,、J3の3人が追試の受験を辞退したため、9月25日(金)にJ4受講者1名の追加試験を実施しました。試験結果は、合格点には若干満たなかったものの、本人の意欲等を考慮して合格としました。
-10月の第2週目(10月5日)から、聖キリル・メトディウス大学文学部において、本年度の日本語の授業が始まりました。今年度の授業は、J1(初心者7名)、J3(1年学習済み4名)、J5(2年学習済み2名)の3クラスに加えて、一般参加者のAd2(昨年1学期のみ学習済み7名)の合計4クラス20名が対象です。
-10月初旬の授業開始から10月末まで1カ月が経って、J1(月曜16:00~18:00),J3(木曜15:45~17:45),J5(火曜16:00~18:00)及びAd2(火曜18:00~20:00)が、それぞれ4回づつ(J1は祭日があって3回)の授業が順調に終了しました。
-J1は全員ゼロ初心者で、学生5名社会人2名の合計7名、基本的な事項(挨拶、数字、時間、カレンダー等)やひらがな、カタカナの習得が目標です。J3は1年学習者相当で、学生2名社会人2名の計4名、げんきIの6~8課(動詞て形、Short Form等)を学習予定にしています。J5は2年学習者相当で学生1名と社会人1名の計2名、げんきIIの13~16課(可能動詞~意思形、あげる-もらう等)を学習予定、Ad2は一学期学習者で7名全員が社会人、げんきIの2~5課(動詞の現在・過去形、形容詞現在・過去形等)が今学期の学習予定です。
-これら加えて、前述のとおり10月9日/10日から、テトボのSEEUにおいて金曜日18:00~20:00と土曜日10:00~12:00の2クラスがスタートしました。両クラス共初心者対象で、金曜クラス17名と土曜クラス13名はいづれも学生と社会人の混成クラスです。既に10月中にそれぞれ4回づつの授業を終了しました。
―テトボの授業は、金曜日の午後スコピエをバスで出発し、テトボ市内のSEEUに到着して18:00~20:00に授業を行った後、その夜はSEEUの寮に宿泊します。翌土曜日は10:00 ~12:00に第2回目の授業を行って、午後のバスでスコピエに戻るという手順です。毎週末にスコピエとテトボを往復して授業を行うのは、かなり体力的にも負担になりますが、当面1学期間ということで、現在出張ベースで授業を行なっており。やがて近い内にICEAから専任の教師が長期に派遣されて、テトボ市内に滞在して授業を実施することになると思います。
3,日本語以外の文化的活動について:
-昨年12月以来、継続して毎週水曜日の夕刻に実施している9路盤囲碁の会合は、私が今年7月・8月に一時日本帰国をしている間も、有志が集まって継続されましたが、夏季休暇期間中ということもあり、参加者は平均6~8人とやや少なめでした。
-私が9月初めにスコピエに戻り、9月9日の9路盤囲碁の会合に復帰参加した後も、毎週の参加者は8~10名程度と以前と比べて少なめですが、常連の参加者を中心に継続的に活動を続けています。なお一時休んでいた毎月第1週目の月例トーナメントと、第3週目の月例ペア・マッチを復活しました。今後も変化のある対戦を毎週楽しむと共に、囲碁クラブとしても安定した活動を行えるようにしたいと考えています。 (以 上)
