ヴロツワフに赴任して、1か月がたちました。街路樹は美しく色づき、足元に広がる落ち葉も街並みに彩りを添えています。まさにポーランドの「黄金の秋」を感じる毎日です。
今年度は教師1名の体制となり、レベルの異なる3つのグループで、それぞれ週2回の授業を担当しています。心強いことに、日本人留学生がボランティアとしてグループ1・2の授業に参加し、会話練習や書き取りの確認などを手伝ってくれています。
グループ1は、初心者を対象としたクラスです。この1か月で、ひらがな、あいさつ、数字や年齢・学年の言い方、『GENKI』第1課を学習しました。中には、すでに漢字を書ける学生や、日本語能力試験(JLPT)のN5に合格している学生もいます。学習経験には違いがありますが、皆、熱心に授業に参加してくれています。その意欲がこれからも続くよう、一人ひとりが学ぶ楽しさを感じられる授業を工夫していきたいと思います。
グループ2は、2セメスターの学習を修了した学生のクラスです。登録者は約23名でしたが、初回の出席者は13名で、その後は10名ほどが参加しています。授業が17時45分から19時15分までのため、時間が合わず参加できないという連絡もありました。夏休み明けということもあり、復習を兼ねて『GENKI』第8課からスタートしました。落ち着いた雰囲気のクラスで、学生たちは一つひとつの課題にしっかりと取り組んでいます。
グループ3は、4セメスターの学習を修了した学生のクラスです。登録者は16名でしたが、初回の出席者は5名で、少し驚きました。その後も、この5名が継続して参加してくれています。昨年度まで設けられていたJLPT対策クラスが今年度はなくなり、このグループで試験対策も行うことになりました。現在、受験を希望している学生は2名です。『GENKI』で日本語の力を伸ばしながら、試験形式の問題に取り組む機会もつくれるよう、教科書の学習とJLPT対策を交互に進めていく予定です。
レベルの異なる3つのクラスを週2回ずつ担当するため、授業の準備には想像以上に時間がかかりました。日本でもっと教材や活動のアイデアを用意しておけばよかったと感じることもありますが、学生たちの反応を見ながら、私自身も日々学び、試行錯誤を重ねています。1か月がたち、準備のペースも少しずつつかめてきました。
これまでは授業の準備が中心で、まだヴロツワフの街をゆっくり巡ることができていません。これからは街歩きも楽しみながら、この街の文化や暮らしへの理解を深め、学生たちとの交流にもつなげていきたいと思います。
