5月から6月初旬まで日照時間は着実に伸び、1日16時間になりました(04:30~21:30)。朝夕の気温はまだ10℃前後と少し冷えますが、日中は25℃まで上がります。雨の日は少ないですが、時々降ってもシャワー程度ですぐ上がるので、傘を持ち歩く必要はありません。学生らの服装もすっかり夏で、男性はTシャツに半ズボン、女性はタンクトップ様の上にタイツのようなボトムや穴あきジーンズなどです。COVID はポーランドではすっかり勢いがなくなり、マスクをしている人も見かけなくなりました。
大学の授業は対面方式で、5月に入って各クラスの出席者もほぼ安定し、授業は予定通りに順調に進んでいます。初級のクラスは「げんきI」の第5課までを終了の予定です。
しかし6月に入って、試験の時期が近づくにつれて通常の授業でも課題が増えて、急に出席できない学生が多く出た日もありました。これから6月13日の最終授業の日に向けて最後のまとめです。最終的に15名の初級クラスの修了証書(60%以上の出席率)を現在準備中で、最終日に皆に手渡す予定です。
Koi Koi Foundation(日本文化紹介グループ)の活動は引き続き活発で、私と元ICEA教師で現在個人資格で滞在中の池田有希子さんがリソース・パーソンとなって、様々な教室やイベント活動に参加して協力しています。
-私が講師で毎週1課開いている折り紙教室は5月は3回開催し、これまでに6回開きました。参加者は徐々に増え、第6回目は10人が参加しました。6月は2回開催の予定です。
-囲碁クラブは、毎週金曜日の夕方4時~8時までKino Caféで継続して開催しており、毎回8~10名が参加して楽しんでいます。近い内にクラブ内トーナメントを予定しています。
-5月から、Koi Koi主催の日本語クラスが、池田さんが講師でスタートし、現在8名ほどの生徒が週1回のペースで日本語を勉強しています。
-5月21日(土)には市内の2つの大学が中心となってサイエンス・フィエスタが開催され、11~17時の丸一日間折紙と習字の実演を行って、多くのビジターが訪れました。大変充実した時間でしたが、後でぐったり疲れました。
-5月29日に月例の“日本語ミーティングの日”を今回は寿司屋で開きました。我々定例メンバー6人の他に2組の親子が新規に参加し、日本語や折り紙などについて話が弾みました。
-6月1日に主催者が、地元の子供図書館に日本のマンガ本(ポーランド語に翻訳済み)を100冊余り寄贈し、マンガ・カフェを試験的にスタートすることになりました。当日はコスプレの若者などが訪れ、寄贈されたマンガやコミック紹介誌を興味深そうに見ていました。
-6月も4日、11日、12日とイベント参加の予定が続いており、仲々忙しくなりそうです。
ICEA派遣在ポーランド日本語教師連絡会の第3回目会合が、5月8日(日)午後3時よりオンラインで開催され、4名の現役教師と2名のオブザーバー、4名の新規赴任予定教師が参加しました。現役の教師は3名がすでに帰国しており、現役参加者が少なかったのですが、新規赴任予定教師との顔合わせのよい機会にはなりました。
前回、前々回に報告しました「千羽鶴プロジェクト」につきましては、その後プロジェクトが在ウクライナ日本大使館のフェースブック(ウクライナ語)に5月11日付で紹介され、多くのウクライナの方々に知って頂きました。その結果459もの”いいね”マークを頂き、大使館の担当官の方にも喜んで頂きました。その後引き続き千羽鶴の寄贈先を探しましたが、仲々良い所が見つからず、現在、在ジェシュフの日本大使館連絡事務所の方に現物を預かって頂いて、寄贈先を引き続き探しているところです。
ロシアのウクライナ侵攻から3か月が経過しましたが、その後全面的な戦争は回避され、ウクライナ東部のロシア系住民居住地を中心に、ウクライナ東南部で激しい戦闘が継続して、一進一退の膠着状態が続いている模様です。報道によると、欧米諸国による経済制裁が一段と強化される中、停戦交渉も進展が見られないまま、ロシア軍による継続的な攻撃と、欧米に軍事支援されたウクライナ軍の反撃の狭間で、ウクライナ住民の犠牲者と避難民の苦難は深刻化する一方のようです。
ポーランドへの避難民の流入は国連の報道で350万人を超えたということですが、他方でウクライナに帰国する避難民も100万人を超えているといわれます。国境に近い当地では、幸いこれまで大きな混乱は見られずに来ており、このまま夏の休暇シーズンへと入っていきそうです。2か月ほど前に囲碁クラブで一緒に碁を打ったウクライナ人の14歳のユーリ少年は、噂では今ウクライナ難民としてアメリカのニューヨークにいるということでした。これからどんな人生が彼を待っているのか、ジェシュフの町から遥かに思いを馳せています。
ジェシュフ工科大学にて、
小山良夫
