2月は大学生は試験、高校生は2週間の休みがあるため、私も2週間お休みをいただき、仕事で3年間駐在したことのあるパリに行ってきました。コロナをはさんで5年ぶりの訪問でした。フランスのことなどはフェイスブックを見ていただくとして、問題はドイツです。

 ジェロナグーラからドイツはオドラ川をはさんで目と鼻の先で、ジェロナグーラに赴任する時もベルリン経由で入りました。その際も列車が1時間以上遅れて、受け入れしてくれたダレクさんに心配をかけてしまいました。今回の旅では、大々的に宣伝しているベルリンーパリ間のナイトジェットという寝台特急を使うことにしました。ところが行きは当日ベルリンに着いたところでキャンセルのメールが入り、夜行列車を乗り継ぐことに。極寒のフランクフルト駅で浮浪者に混じって未明の4時間を過ごすという体験をしました。しかも乗った夜行列車は2時間以上の遅れ。帰りもナイトジェットはキャンセルとなり、結局バスなど20時間以上かけて帰りつきました。

 ストライキのせいかなと思って調べましたが、それだけではなさそうです。昔はドイツの交通は他のヨーロッパに比べて、正確でスムーズでしたが、今は他国に迷惑をかけるほどになっています。あまりにひどくてドイツ人たちもさじを投げているようです。ともあれ、治安がよく、鉄道もそこそこ正確に動いているポーランドに帰って、ほっとしました。

 さて、授業はやはり、よく勉強する人たちが残って、レベルが上がってきました。今まで全然やっていなかった漢字も少しずつ入れていこうと思います。ただ入門クラスの高校生たちは、ほとんど勉強しないのにやってくる(進んだクラスの方は優秀)。厳しく言ってもめげない。だんだん「できない子ほどかわいい」の境地に達してきました。

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