4月

一か月後に迫った日本語弁論大会と子供の日の準備を本格的に始めました。

弁論大会に出る学生達に日本語・英語の原稿を提出するよう前から話しておいたにもかかわらず提出がおそくて、気をもみました。

そのうち少しずつ集まってきました。授業の時に表現についてアドバイスをしたり、間違いを訂正したりしました。それぞれの学生達が、弁論大会に向けてがんばっているのがよくわかりました。

そして、学生全員と、子供の日のイベントの役割分担を確認したり、鯉のぼりの歌を練習したり、ポスターやぬりえデザイン作製を絵の得意な学生に頼みました。周りのマケドニア人の知り合いにもイベント情報を流しました。大学のFBにも載せました。ポスターができあがったので、マケドニア語のスケジュールとともに、学部の掲示板に張って学部内にも宣伝しました。

交流基金の林先生が審査員をしてくださる他、日本文化茶道紹介のプレゼンテーションもしてくださるので、その準備もしました。パワーポイントプレゼンテーションの翻訳、通訳は学生が引き受けてくれました。和菓子を日本から持ってきてもらうようにしたり、会場の手配や、宣伝をするよう動きました。

下旬からイースター休みに入り、休講の日がありました。大使館に、お茶の道具や浴衣はっぴなどを借りに行きました。弁論大会の賞品に生け花ポスターをいただきました。

そして4月の末、交流基金の弁論大会、子供の日の行事に対する支援金援助、教材支援金援助が承認された事を大使館を通して知らされました。

 

5月

3日の朝、マケドニアテレビの教育番組に学生達と出演しました。学生達4人は、大使館から借りた浴衣とはっぴを着ました。日本語弁論大会と子供の日のイベント紹介をしたほか、日本語について、日本語コースについてインタービューを受けました。 約5,6分の出演でした。 その日の録画は、午後丁度日本語の授業の時間に放映されましたので、学生達とみんなで守衛室の部屋のテレビで見せてもらいました。

 

8日に交流基金の林先生がスコピエに到着、空港まで迎えに行きました。そのあとすぐに大学に案内して日本語の授業をしていただきました。トピックはアニメまんがの日本語です。学生達はとても興味があったようです。1年生8名が出席しました。

 

9日は林先生が私の日本語の授業の参観においでになりました。

 

10日に弁論大会及び子供の日のリハーサルをしました。弁論をする学生達は、リハーサルをしたおかげで、改善点が見えたようでした。誰が浴衣を着るかとかはっぴを着るかみんなで相談しました。折り紙を子供に教える学生達は新聞で兜の折り方を練習しました。歌の練習もしました。

この夜、トルコの上林先生が、到着しました。上林先生は審査員の役と、子供の日本語ワークショップをします。今年は大学に宿泊を手配してもらいましたので、費用的に助かりました。

11日 1時から3時まで大学の哲学科大講堂で林先生の茶道プレゼンテーションを開催しました。約120人から130人参加しました。会場いっぱいの人でした。学生が通訳をしました。大盛況でした。

12日 午前11時に教員室に学生達と集合し、スコピエ在住の日本人の方に手伝ってもらいながらゆかたを6人の学生達に着せました。哲学科大講堂の入り口に日本の子供の暮らしを伝える写真(A4 サイズ)を10点展示しました。鎧兜のタペストリーも講堂の壁に飾りました。子供の日らしい雰囲気を盛り上げるため菖蒲も飾りました。そして、いよいよ待ちに待った弁論大会です。

正午から1時ごろまで第一回日本語弁論大会を開催。言語学部副学部長が、お祝いのメッセージを下さいました。約90人の聴衆(主に大人)

マケドニア人にまじって、スコピエ在住日本人の人達や日本大使員の方達も来場してくださいました。中上級4名、初級4名で合計8名が弁論しました。審査員は林先生、上林先生、大使館の文化担当照井さんです。各グループ最優秀者にはアマゾンで買った電子辞書〈先日日本よりEMSで送ってもらいました。まだ到着していない模様です。)を送りました。

林先生が審判代表として講評を述べられました。今まで審判として多くの弁論大会に参加したことがあるが、今回初めての弁論大会であるにもかかわらず、すばらしい弁論が多くて非常に驚いているというものでした。素晴らしいお褒めの言葉に、学生も私も、大変うれしくなりました。会場の日本人の人達も口々に、予想以上にうまかったのでびっくりしましたといってました。

弁論大会の後、子供を連れた親の人達が会場に入ってきて会場は急ににぎやかになりました。上林先生の子供対象(約20名の子供たちが参加)の日本語ワークショップが始まりました。通訳は日本に留学したことがある方に頼みました。

楽しい面白いワークショップの後、子供たちが待ちに待った、いろんな遊びの紹介です。日本から持ってきたおせんべいを配りました。子供たちは折り紙をしたり、浴衣や甚平を着たり(日本の孫たちのものをかき集めて持ってきてもらいました)、お菓子を食べたり、ぬりえをしたり、楽しく日本語の学生達と交流しました。親御さんたちが浴衣や甚平を着てうれしそうな子供たちの写真を撮っていました。スケジュールが予定よりかなり遅れていたことと、子供達がかなり疲れているようでしたので残念ながらアニメ上映を諦め、イベントを3時半に終了しました。

その日の夜、忙しい上林先生はトルコに帰国。翌日林先生もハンガリーに帰国されました。

19日、学生達とアパートで今回のイベントの打ち上げパーティを開きました。みんなでカレーやお好み焼きをごちそうしてその労をねぎらいました。

今回はとても楽しかったと学生達が感想を述べてくれました。お腹がいっぱいになった後は、みんなの希望でかるた取り大会をしました。負けたチームは歌を歌ったり、踊ったりしました。みんななかなかの芸達者揃いでした。たいへん盛り上がりました。

私も、学生達にリクエストされたので、夫とデュエットで「上を向いて歩こう」を歌いました。 

文科省の日本留学奨学生に応募したいという学生に推薦状を書きました。

言語学部の学部長と副学部長からお礼のメールが来ました。そしてレストランのお昼ご飯に招待されました。

日本語コースが内外に広く知られるようになって、大いに感謝していると賛辞を頂きました。この3年間、いろいろ大変なことがありましたけれど、終わってみると、素敵なこともいっぱいだったなと感じています。「石の上にも3年」とはよく言ったものですね。

5月29日に期末テストをする予定でした。しかし、メールの初めに書きました通り、急病で、急遽テストを翌週に延期せざるを得ませんでした。

明日は1年生、明後日は2年生のテストをします。

(なお学生数は現在一年生は13人、2年生は5人です。)

 赴任教師の先生は、3年間忙しさのあまり、体調を崩されたこともありました。アイセアとして深く感謝申し上げます。アイセア