ヴロツワフへ来て2ヶ月が経ちました。
地図が必要なくなり、スーパーのセルフレジが使えるようになり、ポーランド人の列に混じっても臆することがなくなりました。この2ヶ月は、「自分がマイノリティーになる」という貴重な体験をし、得たものは大きかったです。
担当クラスの在籍人数と(実際の出席人数)です。
G2 23人(15人) G5 10人(6人) G6 11人 (7人)
G5の5名はG6のクラスにも出席しており、90分×2、連続して授業を受けています。G2の授業も先週からすべて日本語で行っています。学生も慣れたようで、特に問題は発生していません。文法事項で詳しく説明したいところは、資料として英文でTeamsに載せています。GENKI2課、ひらがなとカタカナが終了し、授業の最初に行ったアンケートで「漢字も習いたい」という声が多かったので、今週から漢字も導入します。毎回驚かされるのですが、発音の習得がとても早いですし、滑らかです。促音は母国によっては大変苦労しますが、ヴロツワフの学生はあっという間に習得してしまいました。3クラスに共通する点ですが、学生は非常に熱心です。授業の態度もいいですし、集中力が高いです。
11月21日はIntegration Dayで、大学のイベント開催に協力しました。Sさんが大学側と企画・準備をしてくださり、当日私は書道、Sさんはお点前のパフォーマンスをしました。書道は、希望した人の名前をカタカナで書くという企画だったのですが、希望する人の列が途絶えることなく、私は3時間で150人の名前を書き上げました。書道でパを書いたのは初めてでした。列には学生だけではなく、教授もいらっしゃって、「孫3人の名前を書いてほしい」という要望もありました。書道用具についての質問も多く、半紙を触って「ライスペーパー?」と聞かれたこともありましたし、名前が書かれた半紙を持ち帰る時に、「どちらが上?」と聞いた人が何人もいました。
生活面を書きますと、少額zlに両替しましたが、一度も使用していません。ポーランドは基本的にチップが不要で、トラムやバスのチケット、寮の洗濯代もすべてクレジットカード決済ができます。私はiphoneにカードを登録しているので、iphoneだけで外出できます。ただ、クレジットカードで失敗したことがありまして、それについて書きます。最近二段階認証が導入され、日本の携帯番号を登録していた私はSMSが受信できず、ネットで購入することができなくなりました。(実店舗では問題なく使用できます)カード会社に問い合わせても、海外の電話番号のSMSは使用できないとのこと。仕方がないので家族に協力してもらい決済しています。カード会社によっては、二段階認証をメールで行うことができる会社もあります。
持参した日本米が底をついたので、手頃な価格のジャスミン米を購入し食べています。一晩水に浸して炊くとふっくら甘くておいしいです。
オペラハウスでオペラを観てからハマってしまい、最近は毎週通っています。末席だと2000円で観られます。オペラハウスは大きくはないですが、音響はとてもよく、内装も豪華、オペラは毎回ほぼ満席で、客席の熱気がすごいです。皆さんドレスアップして来られるので、その姿を見るのも楽しいですし、幕間にピロティでワインを楽しんでる様子などは映画のワンシーンのようです。ヴロツワフで芸術にたくさん触れ、心にもたっぷり栄養を補充しようと思います。