この町で暮らして、初めての冬を過ごしています。イェレニア・グーラの冬は、比較的穏やかで、雪が少なく気温は昼間4,5度位。北海道生まれの自分には、雪がないのがとても物足りなく感じます。朝、窓のブラインドを開けるとき今日は雪が降ってないかなと、期待して開けるけれど、ほとんどその期待は外れます。この間は、ブラインドを開けたのが丁度朝日が昇る時間でした。水彩ブラシで描いたような薄い灰色やピンクや水色の横線模様の空をバックに木々の梢のシルエットが、美しくとても印象的でした。早起きは三文の得ということわざ通りですね。
さて、日本語のクラスは、1月は4回ありました。学生数は10人前後で推移しています。教科書も半分進みまた。風邪が流行っているのか、毎週一人、二人必ず休む人がいます。学生に先週教えたけれど、どのくらい覚えているのかなと、確認の小テストをしてみました。すると彼らの習得度がよくわかり、次のアクティビティを考える参考になりました。シニアのクラスは、かわるがわる休むので、教えるのが大変でした。最終日に全員来ないので、どうしたのかなと思っていたら、一人はお父さんが亡くなって、お葬式やらお母さんの世話などに忙殺されているとのことでした。
先週は久しぶりに、フォークダンスの練習に行きました。一時間半踊ると、かなりくたびれますが、いい運動になります。そのあと、仲間の人と近所のパン屋で、ポンチキとコーヒーで、お茶しました。フォークダンスの後の、このおしゃべりタイムがとても楽しみです。硬い話ではポーランドの社会情勢の最近の変化、身近な話題では、誕生日にサプライズの歌のプレゼントをしてもらったこととか。
また今月は、長い冬休みに入ります。寮の学生たちは、みんな故郷に帰ったので、とても静かです。昨日は、リタイアした英語の先生タチアナさんを招いて、ちらしずしをごちそうしました。ちらし寿司は食べたことがないそうで、気に入ったようです。ポーランドの寿司レストランでは、そういえば、ちらし寿司はメニューにありませんものね。写真は、彼女とフリーマーケットに行った時の写真です。
ちらし寿司と言えば、お雛祭りを思い出します。日本から折り紙を送ってもらって、間もなくつくはずなので、学生に、お雛様の折り方を教えようと計画しています。それにしても‥‥‥…郵便が届くのってずいぶん時間がかかりますね。