ポズナン外国語大学の報告です

ポズナン外国語大学の日本学科はポーランド人の日本語の先生5人と私を含めた日本人の先生2人で構成されています。

学生達は日本語と日本文化に大変興味があり、日本人としてとても嬉しく思います。ポーランド人の先生から日本史や文学も教わっていますが、自分たちでYouTubeの日本関係の動画も見たりしているので、日本語のイントネーションや感情の入れ方がとても自然でびっくりすることもあります。

★各学年の私の使っている教科書です。学生達は他にも科目があり、担当の先生の指定の教科書を使っています。

1学年  「みんなの日本語」 BASIC KANJI BOOK I 

2学年  「WEEKLY 日本語で話す6週間」

     「基礎日本語文法」(これは日本人向けなので、他にハンドアウトを作っています。)

3学年  「日本語おしゃべりのたね」

     「留学生の日本語作文編 論文作成編(後期から)

2学年・3学年合同 日本文化と実習 

 1学年は毎日授業があるとはいえ、2ヶ月目終了で「みんなの日本語」14課を勉強中です。ひらがな、カタカナは1ヶ月で覚え、今漢字70個目に突入です。一年間で「みんなの日本語」I II を終了する予定です。私としてはびっくりなのですが、外国語大学なので当たり前だそうです!

 3年生の会話の時間はペアやグループでいろいろ話していますし、ライティングは今はまだ「作文」ですが、一回目のお題「今までで一番楽しかった旅行」と二回目のお題「私と日本」でははっきりした進歩が見られました。日本に関して興味を持っているものが各学生違っていて読んでいても面白かったです。

 初めて7種類もの教科書の準備をしているので、正直大変です。コマ数的には一コマ90分で週10コマです。(1年生と2年生2グループ)一番時間がかかっているのが、「日本文化と実習」です。毎週のことなので何をやったらいいか頭を悩ませています。ずっと座学でしたが、この間初めて「折り紙」で「ピカチュウ」と「羽ばたく鶴」を折りました。とても喜んでいました。14日の日は茶道部に所属している3人が授業でお点前を披露してくれることになりました。

 この2ヶ月間は授業や学校のシステムを知ることで頭がいっぱいでしたが、このごろやっと自分のリズムが作れるようになりました。前任者のT先生には大変お世話になっています。メールでいろいろ教えてくださっています。T先生の情報がなかったら全然わからないことだらけだったと思います。本当に感謝しています。また、本大学にもK先生という日本人の先生のお世話をしてくださる先生がいますし、日本人のM先生はポズナンで20年間日本語を教えている超ベテランでとても優しくしてくださっています。

 ただポーランドは横の連携の意識に欠けているようで、例えば「みんなの日本語」は3人で、表記は2人で教えているので進捗状況やテストの有無の把握をしなければいけないのですが、これがスムーズにいきません。学生に聞けばいいそうですが、もしこれを日本でやると教師に不信感を持つ生徒もいるでしょう。

 高校教師だった時、毎日の朝の打ち合わせ、週一回の教科会議、月一回の職員会議などその当時は意味ないなーと思っていましたが、非常に大切で不可欠なことだったのだと実感しています。物事が効率よく運び、時間のロスがない基本的なことでした。 しかし、今はポーランドに住んでいるので慣れないといけませんね。

 ポーランドは2年目なので、生活面で困ることは特にないです。学校へは徒歩で30分かかりますが、もともと散歩が好きですし、ポズナンの旧市街地を抜けて行くのは楽しみでもあります。

アパートもきれいな1LDKです。学生たちとの授業はとても楽しいです。やる気のある学生たちに教えることができるのは恵まれていることだと思いますので、これからも頑張りたいと思います。