基本情報

ブロツワフ経済大学の日本語クラスは、4クラスを維持して1学期を終了しました。生徒数も各クラス4-5名を維持しています。日本語が始まってからまだ数年ということもあり、小規模クラスにて粛々と学習を続けています。今回はローカルTVより取材を受けたのでそちらを紹介します。

詳細

今回のTV取材は学部長の意向により実現しました。詳細を伺っていませんが、大学が市民へ向けて一般開放している授業をアピールしたいということと、日本語への関心の強さを市民に向けて示したいという意向のようです。取材の内容はこの街のローカルTVで放送され、グローバルTV(世界各国のポーランド人コミュニティ向けのTV)でも数秒間放送されたようです。

一般開放されている授業ということで、年齢層の幅が広く、中高生からシニアまで一緒になって授業を受けている様子を見せることができたのは大変良いことだと思います。大学は現地との関わり合いをより強くしたいと思っており、このような取材で幅広い層にアプローチできたことがプラスになるかと思います。

取材にあたって、日本語クラスの生徒全員に協力してもらいました。動画的な見栄えもあるため、こちらもそれなりの準備をして、未修の学習項目に触れる生徒はキャッチアップをして、シャイな生徒は発言する練習してから取材を受けました。生徒はTV取材への興味が強く、積極的に協力してもらえたことも大変助かりました。言語の(しかも日本語の)学習というのは地方の小さな街では極めて珍しい趣味であり、自分のやっていることをみんなに知ってもらいたいという気持ちが大きかったようです。

また、インタビューを受けた初級の生徒たちが、いかに日本語が難しいかを熱弁しており、一方で上級者は日本語がいかに簡単かを熱弁しており、見ていてとても興味深かったです。

上級者クラスにて取材を行ったものの人数的な問題もあり、全クラスの生徒に集まってもらったことも非常に良い刺激となりました。数年でどのくらい話せるようになるのか、ベンチマークをとれたことが初級クラスの生徒にとって大きなモチベーションになり、伸び悩みを感じる中級クラスの生徒も、初級クラスの生徒と授業を受けることで初心を思い出すことでやる気につながったようです。

2学期も粛々と授業を進めていくことになりますが、このようなイベントを機にモチベーションを上げて、学習を続けてくれることを願っています。