2008-2009・ポーランド ウッジ
寿司パーティー
最後の授業はリクエストが一番多かった寿司作り。 1年生から4年生まで36人の学生が参加。 初めての学生は先輩に習いながら。 何度か経験のある学生は手際よく。
私から学生には何かポーランドらしいものをリクエスト。 多くの学生がウォッカを。伝統的な飲み方を習った。 手作りケーキやビゴス、スープなども持ってきてくれた。
食後のデザートは、寿司ケーキ。
順番に浴衣を着て記念撮影も。
今年の授業は終わり。 学生には本当に感謝。 たくさんの事を教えてもらったり手伝ってもらったり。 たくさんの質問に悩まされたり驚かされたり。 最後は私の感謝の気持ちをポーランド語で発表。 ほとんどカタカナ読みだったが。 なんとか伝わった様子。
聖体節 ウォヴィチ
ウッジから50kmのところにあるウォヴィチは、聖体節のパレードで有名。 カトリック教徒が多いポーランドは国おあげてのお祝い。 復活祭から数えて50日目の次の木曜が「聖体節」。 そのため日にちは毎年異なる。今年は6月11日。
ミサの後、色とりどりの華やかな民族衣装をまとった人々が町を歩く。 男の子も女の子も。 おじいちゃんも、おばあちゃんも。
地方によって異なる民族衣装。 ウォヴィッチの衣装は、彩り豊かな刺繍のブラウス。 スカートは厚手のウール。 くつはブーツやヒール、スニーカー?それぞれ。
書道
2009年6月 3日
9月に横浜で開催される展示会にむけて皆で書道。
ほとんどの学生が初書道。 筆の持ち方、姿勢から説明。 とめ、はらい、はねの練習。 好きな漢字を選んで、新聞に書いて練習。 1枚目より2枚目、2枚目より3枚目と上達していく。
「先生、どっちがいいですか」という声があちこちから聞こえる。 なかなか選ぶのも難しい。
それでも「こっち」と選ぶと「そう思った」と嬉しそうな顔。 そしてまた練習。
清書用の紙を渡すと、少し緊張。
出来上がった自分の作品に大満足。
茶道教室
2009年6月 2日
3月から水墨画教室のあとは茶道教室。 こちらも学生から年配の方まで。 初日は「右、左、右、左」と歩く練習。 お辞儀や床の間拝見の練習。
2回目にはお菓子、薄茶のいただき方も。 「おさきに」「お点前ちょうだいします」と言いながら。
回を重ねて、先週は「袱紗さばき」の練習を。 こちらでは、袱紗は手作り。
茶道教室、何より正座が大変そう。 「痛い、痛い」と言いながらも楽しんでいる様子。 歩き方もお辞儀の仕方も様になってきている。 ウッジに茶道マスターが誕生する日も近いかも。
水墨画教室
2009年6月 1日
今年2月から隔週で水墨画教室が開かれている。 参加者は中学生から年配の方まで約20人。 私も初水墨画。
初回は「竹」。 勢いと濃淡が勝負。
2回目は「梅」 花や蕾のかわいらしさと、勢いある枝が勝負。
そして「蘭」 もちろんエレガントに。
「菊」 そろそろ墨の濃淡をうまく表現して。
先週は「椿」 表はツヤがあって濃い色、裏はツヤがなく薄い色。 いろいろな角度に曲がる葉を表現するのが難しい。
めきめき上達するポーランド人のおばあちゃん達の作品がお手本となる。
1泊2日バス旅行 ブロツワフ
2009年4月22日
朝6時半集合。 バス旅行はいつも早朝集合。 お弁当持参。バスの中ではお弁当コンクールも。
目的はブロツワフで行われる日本文化紹介イベントの応援。 ポーランド人、日本人の老若男女あわせて約25名のウッジ部隊。
せっかく行くなら観光も兼ねてということで1日目は ・世界遺産のシフィドニツァ平和教会
・日本庭園
・旧市街 夜景見物
そのほか、パノラマ民族博物館見学なども楽しんだ。
2日目は2会場に分かれてイベントのお手伝い。 水墨画や日本文化の講義をする会場。 子供たち中心の会場では、けん玉や折り紙、手遊び歌、書道、アニメ、邦楽コンサートなど。
初めての会場で勝手がわからず、バタバタバタバタ。 不手際もあっただろう。 でも、子供たちの楽しんでくれていた様子。 すべてヨシということで。
消しゴムはんこ
2009年3月30日
消しゴム、えんぴつ、カッターで簡単に。 カタカナの名前ハンコ。 どんな仕上がりになるか楽しみにしながら丁寧に彫る。 残念ながら、濁点がひとつになってしまった人もいたけど皆満足気。 ノートや「だるま出席簿」にもポンポンと。 私のノートにもポンポン。いい思い出
願い事は?
2009年3月30日
Japanese wish doll と説明。 願い事ができたら、目をひとつ。かなったら、もうひとつ。
後期が終わる6月までに達成したい事を書いてもらった。 漢字を200覚える。単語を500覚える。 空手昇級。日本料理を覚える。 などなど。いろいろ。
色を塗り、好きな漢字を書いてもらった。 とても個性的。
中は日本地図。観光地や有名な食べ物などを絵で紹介。 授業に出席したらステッカーやシールをひとつ。 テストでいい点数をとったらひとつ。 東京から出発して、はやい人は九州上陸。 遅い人はまだ富士山を登っているところ。
一足先に日本旅行を楽しんでいる様子。
初めてづくし
2009年2月11日
1月27日から4日間、中学校で日本文化紹介のイベントがあった。 弓道、剣道など初めて見るものに興味津々。 書道、茶道、寿司作りなど初めて体験するものに興味津々。 初めて見る私たち日本人にも興味津々。 初めて着る浴衣に大喜び。 初めて見る漢字に驚き。 初めて飲むお茶に不思議顔。 一番人気は巻き寿司作り。そしてわさび。 初めて覚えた日本語を嬉しそうに繰り返す学生たち。 4日間とても楽しく日本を体験していました。
クラクフ
2009年1月 2日
クリスマス休暇を利用してクラクフへ。 ウッジから列車で約5時間の旅。
ヴィスワ川のほとりにそびえ立つヴァヴェル城。 16世紀初頭に建てられたゴシックとルネッサンス様式の複合様式、旧王宮。 中世から残るヨーロッパ最大の中央広場。 広場の中央には14世紀に建てられたルネッサンス式の建物、織物会館。 1222年に建てられたゴシック様式の教会、聖マリア教会。 13世紀に城壁の門として建てられたフロリアンスカ門。 15世紀に外敵から守るために建てられたバルカン。 ダビンチの「白貂を抱く貴婦人」が展示されているチャルトリスキ美術館。 コペルニクスが通ったポーランド最古の大学、ヤギェウォ大学。
そしてヴィエリチカ岩塩採掘場。 700年かけて掘られたヴィエリチカの坑道は、深さ300m、総延長300km。 その1部を見ることができる。約2時間のコース。ガイド付き。 なんといっても見どころは地下100mの深さにある聖キンガ礼拝堂。 床のタイル、シャンデリア、祭壇、壁の彫刻など全て岩塩でできている。 なんとも不思議で神秘的な空間。
ポーランドの古都クラクフは、見どころいっぱい、中世のヨーロッパにタイムスリップできる街。 緑いっぱいの季節、夏にも訪れたい街。
素敵なクリスマス休暇を過ごせた。