シロンスク活動レポート第一報

私は、オポーレでの研修後半から参加をし、9月22日に大学の宿舎へ入りました。

1)生活の様子

部屋はきれいに掃除してあり、洗濯されたベッドリネン一式の用意もあり、スムーズに生活に入ることができました。

その他食料品や生活用品は、宿舎敷地の入口にあるスーパーでだいたい買い揃えることができます(その他備品は部屋によって異なるようです)。

ATMは至るところにあります。私の場合、一日の食費は15ズロチぐらいです。片道3.8ズロチでバスでもトラムでも、ソスノビエツの町や隣のカトビチェまで行って、近代的モールで日本と同じようにショッピングができます。宿舎の入口には鍵を預かってくれる舎監さんが常駐しており何かと安心です。洗濯は、洗濯室の鍵をかりてします。

大学までは歩いて20分程度で、バスもあります。車も人通りも多い大きな道路をまっすぐで、宿舎の敷地内には庭を挟んで他の沢山の宿舎の建物があり、治安面での心配は

ほとんどないと思います。お会計の時は表示が見えない場合がほとんどで、硬貨も細かいので数字で少し苦労しています。

2)授業の様子

英語専攻の学生のための選択コースとして日本語の授業が開校されており、日本語コースができてから今年で4年目ということで、今年は初めて4学年揃いました。1年生は3クラス(約35名×2、12名×1)、3年生は1クラス(約22名)、4年生は(約22名)で、私はこれらのクラスで週8コマ授業しています。授業は、朝は8:00から夜は21:30まであり、1日に4コマ授業する先生もいますが私は最大3コマで月火木と3日出勤しています。今年度(前期)はポーランド人講師2名と日本人講師3名で日本語コースを担当です。テキストは1~2年生は『みんなの日本語』、2~4年生は『ニューアプロ―チ』を使用。日本語コースも今年度からはより検定試験を意識したカリキュラムにということで、4技能のバランスを目指し文法・会話・書記に加え聴解や作文、読解への比重も大きくなりました。文法はポーランド人講師中心、それ以外は日本人です。大学なので当然ですが、教室も講義室スタイルですので会話の授業をするような場合は、最初はやはり少し戸惑うことはあるかもしれませんが、学生の方はそのようなスタイルに慣れているようですので、そこはあまり慌てず焦らずで、しっかり言葉を選んで伝える授業を目指すよう努力しているところです。逆に、絵カードやその他視覚教材、オンライン教材などは今のところほとんど利用しておりませんが、学生の傾向やニーズ、またこちら側の考える効果的指導というものを総合的に考えて漸次改善していきたいと考えています。

3)教材の準備

こちらでは、大学の外にコピーできるようなサービスはありません。大学においても、ハンドアウトの作成準備を無事終え、授業にたどり着くまでには様々な困難が待ち受けています。

「紙は基本使わない」「ツールは自前自立」が大原則。ハンドアウトは学生にメール送信か、プリンタは自分で準備、さもなくばUSBを事務にもっていく(早めに)、プリントアウトできても、コピー機が少ないしよく調子が悪くなる、コピーカードは事務で都度借りる(早めに)、コピーセンタ-に頼み自前でコピーもちゃんと頼まないとおかしなコピーが大量に、事務もコピーセンターも3:00(前?)終了等々。「うっかり」や「ギリギリ」は致命的。CDの再生も大学のデッキなどあてにしてはいけません。自分のパソコンにしっかり録音し、講師室に入れなくても(鍵の関係で)事務が閉まっていても大丈夫!の状態を(あらゆる面で)確保します。授業でネットを使う場合は自分のパソコンは教室では使えず大学のもので対応するようです。あとは、同じ1年生でも、クラスによってテキストが新版だった旧版だったりで、授業が始まってからそのことを知ったりするので、テキスト等の購入や印刷(やっぱり印刷。。。)にも一覚悟が必要と思っていて下さい。 あとは、黒板(や白チョーク)もあまりよくありませんので、「板書」もあてにしない方がいいでしょう。

このように不便さも多々ありますが、それ以外はとてもよいところです。不便なだけで人々もとても親切で、とても楽しく落ち着いて過ごしています。

ICEA 注:ここの教師は、修士以上で日本語教師経験者ということになっています。