シロンスクレポート

6月一週目で通常授業は終わり、残り6月は末まで試験月間となります。
“zaliczenie”という、各科目毎の単位認定テストが合格すると、この6月に、進級のための総合テストを受けることになります。口頭試験(「会話」「聴解」)と筆記試験(「文法」「表記」「作文・読解」)に大枠に分けて、各学年試験日程が組まれます。レポートにも何度か書いたと思うのですが、今年度は大学側の教務分野の改革の年度になっていたことから、総合試験も色々な面で、様々な連絡事項が伝わらなかったり間違った情報が流れたりしながら冷や冷やと過ごすこととなりました。特に、学期中病欠で出席できなかった学生の対応はzaliczenieから総合試験に移る段階で色々と問題が出てきて本当に大変でした。日本の学生係のような、授業や成績等の事務的な手続きや規則等に関する一番確実な情報が得られるところが秘書さんのいる事務室ではなく、”dziekanat”という部門があるということを知ったのは最後の最後でした。こういうことは、悲しいまで誰も教えてくれませんので、一年目は、相当頑張って先回りしてアンテナをはっていないとさりげなく泣きをみることになります。どんなに頑張っても全ての情報の穴は埋められないと腹をくくりつつも、今後参加される方には負けずにアンテナ張り巡らせて頑張っていただきたいと思います。
このように、大変な面もありますが、全体としてみればまじめな学生にめぐまれて、授業に思う存分打ち込むことのできる環境の中で、とても充実した一年を過ごすことができたと思います。教える立場の思いだけではなく、自分とは異なる文化を持つ学生の思いなども色々と考えて授業を組み立て進めていくことはとても楽しいものでもありました。思うようにいかない不便な点がかえって新しい授業への試みに繋がったこともありました。情報や教材の不足もありますが、まず大事なのは、自分と自分をとりまく状況を冷静に分析することで、その手の問題を最小化することができると感じています。現地の先生と協力しながら、授業を生き物のように楽しみつつ様々な可能性を模索していっていただければと思います。