活動状況

(1)担当科目やコマ数については前回の報告内容と変わりない。順調に活動ができている。

(2)先日から手持ちのパソコンとプリンタが不調で仕事に不都合がでているものの、同僚のクオス先生が何かと助けてくれているので、取り敢えず事なきを得ている。年末に帰国したら、パソコンとプリンタを買い替える積もりでいる。

(3)前出のクオス先生とは以前からの付き合いもあってコミュニケーションが上手く取れるが、その他の先生方とはこちらから積極的に動かないと話す機会がなかなか取れない。亦野先生や中村先生はこの面で苦労されたのではないか。シモン先生とも顔を合わせる機会が少なく、たまに電話が入るくらいである。せめて前期に1回、後期に1回は、担当者全員のミーティングがあってよい。

(4)はじめて講義形式の授業を担当している。2年生と3年生が対象の「特殊講義」である。2年生と3年生ではだいぶ日本語力が違うので、2年生のために何度も復習を重ねながら進めている。この講義を担当することで自分自身の勉強にもなり、有難いことだと思っている。前期は言語学の分野、後期には日本文化についての講義を行うことにしている。

なお、これまでに講義を行った内容について以下に略記する、

A 日本語の音声について

(1)なぜハ行にだけ半濁音があるのか。

(2)濁音のつく平仮名とつかない平仮名があるのはなぜか。

(3) 「ん」から始まる単語が無いのはなぜか。

B 日本語の語彙について

(1)丁寧さを表す「お」と「ご」はどのように使い分けられているのか。

(2)「日本」はなぜ読み方を統一しないのか。

(3)一から十まで発音するとき、四と七だけ違う読み方をするのはなぜか。

(4)数を数えるとき「ゼロ、一、二、三、・・・」と英語のゼロを使うのはなぜか。

(5)日本語には擬音語や擬態語が多い。どのようにして広く使われるようになったのか。

C 言語の変化について

(1)「やばい」「さわり」など、本来の意味とは違って使われているのはなぜか。

(2)古語の「かなし」が現代語では「かわいい」、同様に「やさし」が「恥ずかしい」と全く意味が違っているのはなぜか。

(3)「ら抜きことば」はどのようにして生まれたか。

(4)「全然いい」「全然おいしい」のような矛盾した表現があるのはなぜか。

D 書き言葉と話し言葉について

(1)平仮名、片仮名というが、なぜ「仮名」というのか。

(2)なぜ平仮名と片仮名と二種類作る必要があったのか。

(3)古文は、古文の文章のまま話せたのか。

(4)なぜ男言葉と女言葉があるのか。

E 「は」と「が」について

(1)「私は食べる」と「私が食べる」は何がどう違うのか。

(2)文の「主題」とは何か。

(3)古文では主語に「が」はあまり出てこないが、いつから「が」がつくようになったのか。

4 その他

(1)一時帰国について

  1223日にワルシャワ発のフィンランド航空の便で帰国し、1月6日に当地に戻る予定。