ジェシュフ2011-2015
クリスマスが近づいています。

そろそろ12月になります。
日本でもあちこちでクリスマスソングがにぎやかに聞かれる頃になりました。
ここポーランドでもショッピングモールなどの商店街にはクリスマスツリーなどが飾られてクリスマスを真近に感じますが、商店街などでは音楽を流さないので、日本と比べれば静かな年末商戦というところです。
私も、こちらに赴任して2カ月近くになります。
私の大学では日本語科はなく、オープンキャンパスの日本語授業なので、誰でも受講できます。
クラスには大学生だけでなく一般社会人や高校生までいます。
また、誰でも受講できるオープンキャンパスですから、単位修得ができません。受講生はある意味では気楽かもしれませんが、それだけに授業の出席者数は激しく変動します。単に日本語だけを教えるのではなくて、日本文化も含めて、それらにエンターテインメント性を持たせ、楽しくて、ためになる授業展開が大切かと思います。すでに、いろはかるた、箸の使い方、歌、折り紙などを実施しています。さらに手遊び歌、あやとり、書道、ゲームなど、これからもどんどん日本文化を盛り込んで 楽しく飽きられない授業を目指していくつもりです。

 

 

 

 

2014年度・ジェシュフ大学日本語講座開始です。
授業の履修届(My organization meeting with students)ができるようになりました。
来週から授業に開始です。
大学の写真を撮りました。
国立ジェシュフ大学は5キャンパスある。
このレイタナキャンパスが本部校で私が籍を置く国際課もこのキャンパスにあるが、
実際に日本語教育をしているのはザラシエキャンパスでやっている。
つまり各種事務手続きは、このレイタナキャンパスで、実際の授業と寄宿舎はザラシエキャンパスということである。
余談であるが、ルブリンキャンパスはかつてキューリー夫人が教えていた大学である。
日本の町村合併のようにジェシュフ大学は2001年に4つの学校が合併して大きな総合大学になるが、この時に統合したのである。
キャンパスは違えどキューリー夫人が教えていた大学だということは誇りである。

ジェシュフ大学レイタナキャンパス(本部)

 

 

 

 

ジェシュフ大学ザレシエキャンパス(私のキャンパス)

 

 

 

 

国立ジェシュフ大学は5つのキャンパスがある。
私が講義する教室はこのザレシエキャンパスにあるが住む寄宿舎もここにある.
寄宿舎の写真
日本人教官は今年からMerkuryという名前の寄宿舎に住むことになった。

 

 

 

 

2012.6.26
“夏の風景”
週明けの今朝は、雨が降って気温が下がってはいるものの、このところ30度近くにまでなるような、暑い日が続いています。
授業は先月で終了しましたが、初心者クラスの希望があったので、6月に入ってからも、一度だけ、特別授業を行いました。
その後の筆者は、帰国の準備のほか、学生の誘いを受けて、食事に行ったり、イベントに招待を受けたりして過ごしています。

ひだりの写真は、レイタナにある、ジェシュフ大学の図書館です。こちらを訪ねて、数冊の本を寄贈いたしました。先日、お隣りの国ウクライナの首都キエフへ旅行に出かけ、現地の大学を訪問した折に、日本研究の専門の先生からお願いされた本なのです。
先週末には、何人かの初心者クラスの学生やその妹さんやお友達と、以前もこちらのブログでご紹介した鮓レストランへ行きました。学生たちは普段このようなレストランへもなかなか行けないということで(学生には高価なので)、食事や日本の生活全般のようすなどをお話できるよい機会になりました。ジェシュフ市内の公共施設のポスターです。無料で参加できるイベントでした。アニメとマンガに関心のある地元の学生を前に、日本でのアニメ・マンガ事情やポーランドの印象、ジェシュフ大学での授業で難しいと感じたことなど、お客さんとの質疑応答を交えながら、お話をさせていただきました。

 

 

 

 

学生たちは、追試などでまだ忙しいので、あとわずか何日かの滞在で会って話ができそうな時間も少なくなっています。いまは日本に早く帰りたいのと、最後までがんばってくれた良い学生たちともう少し話がしたいのとで、複雑な心境です。
まもなくジェシュフでの生活が終わりますが、筆者の人生にとって、海外での初めての長期滞在であり、それは貴重な体験でした。この現地通信を読んだ若い日本の人たちが、自分でもできるのではないだろうかと、興味を持って、海外での日本語、日本文化普及に挑んでくだされば、昨年の11月から書いてきた筆者にとって、これほどうれしいことはありません。興味や少しでも意欲が湧いた人であれば誰でもできるし、やってみる価値が必ずあると思います。
そのような人たちの中の一人に、今月、ジェシュフでお会いすることができました。ジェシュフの街を実際にあらかじめ見ておきたいということで、次の教師となる後任の方が早くも、この街に立ち寄ってくださったのです。後を引き受けて、一生懸命、がんばってくれることでしょう。
筆者は安心して、この街と別れ、日本に帰ることができます。ありがとうございました。

2012.05.26
“学園祭シーズン”
5月のジェシュフはイベントが目白押しでした。連休明け最初の週末には、ジェシュフのシンボル、ルボミルスキー城でイベントがありました。

 

 

 

 

初心者・中級者クラスの学生たちが、鎧兜を身に着けたり、着物を着たりして、日本の武具や、将棋などを紹介していました。
中級者クラスの学生は、西洋の甲冑を身に着けた男性と闘った後で、日本の武将の姿をした者同士で、実演を披露しました。
筆者は、展示されている西洋の騎士のマスクを頭に装着してみましたが、なかなか重くて厚いマスクでした。刀剣もひじょうに重かったです。
そして、次の週、水・木・金の3が日は、ジェシュフ大学を含むいくつかの学校の合同による学園祭が、ザレシエから比較的近い場所で催されました。
金曜の夜は、ポーランドの人気のロックバンドも参加する野外ライヴを観ました。
夜が深まるにつれ、学生たちのボルテージも上がっていました。筆者は、あまり遅くならないうち>に、寮へ戻りましたが、小一時間ほど楽しむことができました。

 

 

 

 

その翌日の土曜日はといえば、先の武士・騎士イベントの参加学生による、日本文化紹介イベントが、新市街のショッピングモール広場で行われました。
こちらでは、空手や忍術が実演されたほか、お鮨が2ズウォティで販売されていました(広場の奥に、以前この現地通信でお話ししたお寿司屋さんがあるのです)。筆者も頂きましたが美味しかったです。

さらにその土曜日の夕方、今度は他の初心者クラスの学生たちと中央市場広場(リネク)付近の博物館に出かけました。この日はこれらの文化施設に、すべて無料で入場・観覧できるのです。

 

 

 

 

リネクの地下には、博物館”ジェシュフの地下室”があり、20~30分かけて、涼しい地下の通路を歩きます。
歴史博物館や、ポーランドのアニメ・マンガを展示する”おやすみ(Dobranocek)博物館”も無料です。

〈5月3日通り〉にある市立博物館も観て、学生たちと別れたのは午後10時過ぎでした。でも、街はまだ賑やかでした。
今週金曜の夜は、工科大学のほうで学園祭がありました。学生と市民による、このようなジェシュフの賑わいは、今週末まで続きます。
学生たちとの交流も深まり、楽しい時間が過ごせていることをうれしく思います。

2012.04.18
“イースターのあと”
4月8日、9日はイースター(復活祭)という、カトリックの祝日でした。その前の週、授業が終わると、初心者クラスの学生たちからプレゼントをもらいました。

 

 

 

 

部屋に帰って確かめると、色のついた卵の中には、塩・胡椒などの調味料が。新しい生命の象徴であるウサギ、そのフィギュアの中身はチョコレートでした。
8日は、万聖節(11月1日)、クリスマス(12月25日、26日)の時と同様に、ジェシュフ市街は水を打ったように静かで、どのお店も開いていませんでした。いまの日本では見られない、不思議な光景です。
9日になると、ジェシュフ本駅前の花屋さんと一部のケバブ屋さん、駅構内の売店だけは開いていました。
【9日朝のジェシュフ本駅の周辺】
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その9日、ウッジの吉田先生から、ポーランド国内のICEA日本語講師あてにメールが送られてきました。この後、連休(5月第1週、1日にメーデー、3日に憲法記念日)など入るので、「欲張らず、確実にできる日程をおさえて、最後の仕上げを」。
筆者のジェシュフ滞在も、終盤に入ったのだなと感じました。
メールといえば、滞在中、とても大事なのが、インターネット、携帯電話などに関することでしょう。現地から、あるいは、現地の人と、実際に連絡をとりあうのに必要であり、また、いろいろな情報を日本語で得るのにも不可欠な情報通信手段だからです。今回は、そのお話をしたいと思います。

 

 

 

 

写真は、筆者の部屋にあるコンセント、プラグです。日本とは形状が異なるのですが、電圧は気にせず、日本のものがそのまま使えます(変圧器は不要)。日本の電化製品を使えるように、変換プラグを持っていきましょう。
これは、ノートパソコン(ラップトップ)が、インターネットに接続してある状態です。ケーブルは、日本の家電店で3mのものを購入して持ってきましたが、ジェシュフにも、お店はいくつもありますので、来てからでも大丈夫です。
携帯電話は、現地で、プリペード式の安価なものがたくさん出ているので、SIMカードとともに購入します。日本からも携帯電話をひとつ持ってきましたが、国際電話になってしまうので、現地の人との簡単な連絡にはほとんど使いません。
このほか、パソコンから電話のようにやりとりができるSKYPEがありますが、容易に登録でき、ジェシュフのお店でマイクロフォンを購入して、ICEA本部と交信できています。
このように交信できるからこそ、ジェシュフのブログ通信も可能になる訳です。
そして、授業のためのコピー機やプロジェクタなどの情報機器は、この教員室「333」で準備できます。筆者がいつも授業を行う「337」教室の向かいにあります。
必要な時は、コピー機を使用したり、プロジェクタを使用するためのパソコンを持ち出したりしています。教員室も備品も、自由に使っていいと言われていましたが、頻繁に使うようになったのは、後期に入って慣れてからのことです。

慣れてきたところで、授業もあと1か月ほどになりました。
イースターの前後を通しても、前期に頑張っていたよい学生たちの何人かがなかなか姿を見せません。続けるということはなかなか大変なことのようです。しかし、筆者の日本語コースに慣れて、かつ、熱心な学生たちが元気に出席しています。
【授業開始前の中級者クラス。教室内には、プロジェクタとスクリーンが備えてある】

2012.03.31
“春の訪れ”
ジェシュフは少しずつ春めいてきましたが、暖かい日と寒い日とが交互にやってくる、不安定な天気が続いています。今日、金曜日はお昼過ぎに、ぱらぱらと氷が降ってきました。

 

 

 

 

写真は、ザレシエのバス停留所です。キャンパスの敷地のすぐ目の前にあります。停留所の向こうに、コンビニサイズの小型スーパー、理髪店、薬局などが並んでいます。

【理髪店は、ポーランド語で、SALON FRYZJERSKIと表されます(写真中央)】
今朝は、レイタナキャンパス内の銀行窓口で、来月分のバス乗車券代の支払いを受けて、バスで戻ってきてから、写真左の小型スーパーで買い物をして、この床屋さんに行きました。女性のお客さんだけでなく、勿論、男性のお客さんも来ます。シャンプーなしでカットだけなので、早くすみます。15ズウォティ(1ズウォティ=約30円とすると、450円ぐらいになるということです)。春を迎えるこの時機に髪を切って気持ちもさっぱりしました。
普段もこうして少し先の大型スーパーで買い物をしてバスで戻り、この停留所で下りて(この停留所に着くバスの多くはここで終点になります)、あるいは、小型スーパーなどで買い物をして、ザレシエのキャンパスの敷地内に歩いていきます。
そのまま直進するとD1の建物(経済学部棟)がありますが、ここには、学生食堂と自動販売機があります。

 

 

 

 

【前方に「学食」の入口】
【手前に自動販売機。前方扉の先に、授業を行うD9棟がある】
今日は「学食」ではなく、部屋でお昼の食事をしたいので、このままD1棟の中を通り過ぎて、学生寮(D5棟)に帰りました。
さて、授業の近況ですが、昨日まで、初心者クラスでは、筆記テストを行っていました。

 

 

 

 

「げんき」第5課までの文法事項を参考に、”あなたのりょこう、または、ジェシュフについて、かいてください”という問題、それから、漢字の書き取り。
イースター(ポーランドの祝日。今年は、4月8日)をひかえていても、参加して熱心に取り組む学生がいるのは、うれしいことです。
また、メインの教材によるばかりでなく、とりわけ初心者・中級者の5クラスでは、学生からの質問をきっかけにして、授業の内容を決めて行うことも多くなりました。例えば、日本語の学習の範囲で漢詩を採りあげたり、俳句の紹介と解説をしたりしています。学生たちが、日本語の文字やその音について関心を高めてきているのが分かります。
上級者クラスでは、ひらがな、名詞を楽しみながら習得できるのではとの考えから、「しりとり」をやってみました。語尾に「ん」が付く名詞をたくさん言ってしまった学生に、次回の教材を貸し出しました(筆者の日本語コースでは、誰か一人に教材を渡して、それを各人がコピーする、という方法が採られています)。
こうした取り組みの中で、前回書いた”春の予感”の通り、学生とりわけ初心者のレベルに個人差がよく表れてきています。テストや俳句をきっかけにして、学生一人一人が日本語の学習に新しい楽しさを発見して進んでくれることを期待します。

2012.02.26
“後期、始まる”
氷点下20度前後の厳しい寒さの峠は越えたようです。

 

 

 

 

【レイタナの交差点付近】
ここ数日間は、雪ではなく、時折、雨が降っています。今月の初めごろ、ザレシエの小川は雪が積もっていたくらいですが、今日は、水の流れる音が聞こえました。
ヴィスウォク河の川面に張った氷も少しずつ融け始めています。
そんな中、バスの1か月乗車券を買ってきました。ジェシュフ本駅の向かいにある販売所で購入する際、大学あての書類を作成してもらい、それをレイタナの大学当局に提出すると、数日後に大学構内の銀行窓口でバス代の支払いを受けられます

 

 

 

 

【バス乗車券の販売所】  【バス券の刻印】
券面には、marzec 2012(2012年3月)の刻印。これで3月の市内移動も安心です
こういった交通機関の利用のことも含め、教室の利用からジェシュフ市への滞在届に至る
まで大事な手続きは、最初の段階でポーランド人の先生がサポートして下さいます。
もっとも、それ以外の、生活上のちょっとした手続き、例えば、授業のある日に、管理室から教室のキーの貸し出しを受けたり、寮で洗濯場の使用の予約をしたりする時には、初めは四苦八苦しました。でも、ここまでの5か月間、どうにかやっています。

【筆者の部屋から見た廊下。エントランスの前方(写真の右側)に市の部局が、正面突き当りに洗濯場がある】
【授業開始前の教室から。10月と同じぐらいに日が長くなった】
さて、この2月中旬から、大学では後期の日程がスタートしました。が、先週に続いて今週も、日本語の初心者4クラス中2クラスは、数えるぐらいしか学生がいません。
出席した学生の話によれば、今は再試験の期間中とのことでした。
日本語クラスでは試験を行わないため、そのような緊張感とは無縁ではありますが、それでも前期の復習から新しい内容へと、活気のある指導に努めています。
前期はすべてが手探りの状態でしたが、今ではいくらか余裕をもって取り組むことができています。
後期授業では、学生たちが授業を楽しみながら日本語能力をアップさせることにつながれば、との期待を込めて、これまで以上に、ポーランド語で書いたり話したりするように心掛けています。ICEAのポーランド語研修資料がここへきて本当に役立っています。

 

 

 

 

後期授業開始から2週間。学生たちは、1か月のブランクにもかかわらず、既習の内容を概ね理解していました。ただ、初心者4クラスについては、真剣に授業を受けている学生と、そうでない学生との差が、春になって顕著に表れてくる、そんな予感がしました。

2012.01.20
“新しい年が明けて”
新しい年を迎えて、大学生は試験期間に入っています。日本語の授業は、今週で前期の日程を終えました。
最後の三週間は、日本の昔話から、冬の年の瀬に合ったものとして「かさじぞう」を紹介し、日本のお正月や十二支の話をして、最終週には、日本の童謡を数曲とアニメのテーマ曲などを聴く時間を設けました。「赤とんぼ」などの童謡に対しては、こちらが思っていた以上に学生の関心が高かったのだと感じられました。
全授業を終了した、明くる日の夕方、上級者クラスの受講生たちが、新市街にある寿司レストランへ招待してくれました。鮓(すし)もお味噌汁も、味はなかなかのものです。店内には、日本語の文やことわざの書かれた幕が掛かっています。

 

 

 

 

文章と判断するのが難しいものもありますが、ご愛嬌ですね。
粗削りでありながらも日本語と日本文化がジェシュフの日常へ浸透していってほしいものです。
さて今回は、筆者が利用している交通手段と、移動範囲についてふれておきたいと思います。ジェシュフ市内のおもな公共交通手段は、バスになります。
ザレシエキャンパス前のバス停は、いくつかの路線の始発および終着地点です。ここから19番のバスに乗れば、中央市場広場のある旧市街へ行くことができます。寿司レストランやレイタナキャンパスのある新市街を通って、三差路へ(rejtanaレイタナ大通り)。
左へ曲がってヴィスウォク河に架かるルボフスキ橋を渡ると、旧市街の賑やかな場所に入ります<PIUSUDKIEGO〉

 

 

 

 

この先のバス停を下りて右へ曲がって間もなく、PKP(ポーランド鉄道)のジェシュフ本駅があります(左の写真。)右の写真は、いま見てきたのとは反対の方向からジェシュフ本駅に向かう道路です。この先を右へ曲がると駅舎です。

 

 

 

 

今度は、この旧市街からザレシエに向かう風景です。
ルボフスキ橋を渡って、三差路を右折し、レイタナ大通りに入ります(下の写真。ここを直進すれば、ジェシュフよりさらにウクライナとの国境に近い街・プシェムィシュル方面に向かいます。すぐ先にマクドナルドがあるのが見えます。
そして、寿司レストランのあるショッピングモールを越えて、スーパー集中する辺りの交差点を過ぎて(下の写真)、その先、左折してザレシエにつながります。
以上が19番バスのルートです。旧市街へは、このほか、18番バスがザレシエから出ています。18番に乗れば、旧市街で、観光スポットであるジェシュフ城の前を通ります。この18番バスは、途中、乗車券をチェックされることがよくあります。

 

 

 

 

これらの写真からお分かりのように、雪が降り積もる季節になりました。これから気温もさらに下がって寒くなるのでしょうか。覚悟していないといけません。

2011.12.12
クリスマスが近づいています

 

 

 

 

私の滞在する学生寮は、ジェシュフ大学ザレシエキャンパスの敷地内にありま
左【学生寮”マーキュリー】   右 裏側から【1階のいちばん奥手前が私の部屋】
周辺はなだらかな丘が見渡せて、また、静かな住宅地になっています。

 

 

 

 

左【私の部屋】  右【隣室との共有スペース】
ここから週3回、夕方になると、寮入口の事務室に鍵を預けて、授業を行う建物D9へ
歩いていきます。

 

 

 

 

【ザレシエキャンパス、朝のD9棟】
初心者クラス(4クラス)では、先月後半から、動詞の活用と漢字を指導しています。
文章に動詞が本格的に含まれるようになったので、語と語のつながりはその分、
複雑になっていきます。また、漢字は勿論ですが、そもそも学生たちは、アルファベットに
依存せずに、ひらがな、カタカナそのものを読めるようにならなくてはいけません。
授業の状況を見て、少しペースを速めてみました。初心者のうちに、日本語習得の
厳しさを味わう良い節目になればと思っての判断でしたが、出席者数が大きく減ることも 覚悟していました。
しかし、学生たちからはむしろ、いっそう積極的に取り組む姿勢が感じられます。
クラスの雰囲気もかなり落ち着いてきました。中には、教材を先に用意できる学生も
現れてきました。
動詞の活用もあっさりと理解してしまいそうな勢いであり、大変頼もしいことです。

 

 

 

 

授業は、日本文化の紹介よりも、日本語の習得に重点を置いた内容で進めていますが、
とりわけ初心者たちは、その中に楽しさを見出してきているようで、大変うれしいことだと感じています。こちらも、言葉を学ぶ楽しさそのものを伝えて
いけるよう、この後も精一杯取り組んでいきたいと思います。
早いもので、年内の授業は、あと1回ずつを残すのみ。

 

クリスマスの近づくジェシュフ、16時過ぎの中央広場。日が暮れるのが本当に
早いです。

2011.11.02
万聖節の風景
ポーランドの旧都クラクフから東へ鉄道でおよそ150キロ。ポドカルパチェ県の県都・ジェシュフがあります。ジェシュフは、人口およそ16万人、カルパチア山脈の麓に広がる工業都市です。
10月は、雨の日が多く、また、夕方以降は気温が急に下がって、秋の深まりを感じました。
そして、国立の総合大学・ジェシュフ大学にて、日本語の授業が始まって、2週間が過ぎました。
この大学では昨年度から、日本語コースがスタートして、今年度は2年目となります。
10月上旬に行われたクラス編成のためのミーティングには、実に220人を超える受講希望者が集まりました。クラスの内訳は、初心者クラスが4クラス、すでに1セメスターを修了した1クラス、2セメスター(1年間)を修了した1クラスの、合わせて6クラスです。

 

 

 

 

授業はもっぱら、英語で進めています。学生の大半が英語を理解できます。
学生たちからは、自主的に問題を見つけて勉強しようという意欲を感じます。もっとも、自然がゆったりと広がる空気の良い環境ゆえの土地柄でしょうか、学生の多くは、試験などを考慮に入れた内容よりも、余裕の持てる授業の進行を望んでいるようにも見えます。
この大学の日本語コースには、こうでなくてはならない、といった教授方針があるわけではありません。したがって、学生の率直な感想や要望を酌みながら、内容の豊かな、活気のある授業を展開していこうと考えています。
(下の写真は、ジェシュフ大学の本部、レイタナキャンパス)

 

 

 

 

いま、ジェシュフは、日本でいうならば、いわば「お盆」のシーズンです。11月1日は、祝日。「諸聖人の日(万聖節)」といいます。
前日(10月31日)の中心街の路上では、ろうそくやお花が売られ、買っていく光景が見られました。